棟上げ!
本日は万古町の家が目出度く棟上げを迎えました!
この物件はエングラフは設計を担当し、工事は地元の大工さんに請負いしていただいている物件です。
以前の阿倉川の家に引き続き、一緒に建築に携わらせていただくのは二件目になります。
朝一番の様子
普段は「プレカット」といわれる材木を工場で機械加工してから現場で組み立てる方式を取ることが多いのですが、今回工事をされる大工さんは全ての物件の構造材を大工さんが手刻みをして建てられています。
当然今回も手刻みなのですが、今回の物件は五層からなる「スキップフロア」となっています。
普段ならプレカット図面の打ち合わせ段階である程度高さ関係など質疑をあげてもらい、事前にプレカット屋さんの専用ソフト上で構造を立体的に組み上げて検討出来るのですが、今回は大工さんが手で刻めるようにこちらで様々な情報を図面に落とし込む必要があり、正直なところ大変でした…。
…が、普段ならある程度自動で出来てしまっている部分もこちらで検討や打ち合わせをすることで普段気付かないことを考える必要が有り、非常に勉強になりました。
「よりによって手刻みの物件で、何で構造の複雑なスキップフロアにしてしまったんだ…」とは一度も思っていません。全く思ってもいません…。
しかし、今日の建前で組み上がっていく様を見て、いつもより構造が組み上がる様子に感動を覚えました!
スキップフロアであることで、建物に立体的な躍動感のようなものも感じれた気がします。
(広角では無いiPhoneのカメラでは立体感がお伝えしにくくて残念!)
(大工さん密かにピース)
今日の作業としてはスムーズに進み、建物の全体像が見えてきました。
それにしても、大工さんはさすがですね。
このようなスキップフロアになっている建物を工事されたのは初めてのようですが、手刻みされた構造材が綺麗におさまっていくのは凄いとしか言いようがありません!
明日も引き続き建前二日目。
印象的な下屋(1F屋根)と大屋根(2F屋根)がおさまるのが楽しみです!!
K