NEWS- ニュース -

日本エコハウス大賞 リノベーション部門受賞のお知らせ

今年に竣工した【菰野のリノベーション】にて

日本エコハウス大賞  リノベーション部門 奨励賞を受賞しました!

残念ながら大賞受賞までは至りませんでしたが、
大賞の次点である奨励賞二作品の内の1つということで
大健闘と言えるのではないでしょうか!

 

審査基準は以下の項目です。

 

先日にはその授賞式で東京ビッグサイト

出来る限り毎年参加している「ジャパンホームショー」という
日本最大の建築建材展の中のイベントの1つとして、
新築部門の大賞作品を決める公開審査と表彰式が行われます。

 

今回は新築の応募はしませんでしたが、
普段の業務は新築の方が多い訳ですので
興味深く拝聴してきました。

日本の北から南まで、
住宅設計者として悩んでいることは同じことが多いのですが
でもやはり地域性の違いで中部圏では考えられないような
状況(主に気候による)への対応策から成り立っている住宅もあったり…
色々と考えさせられました。


最後は受賞者と審査員、スポンサー企業さん等全員での記念撮影

 

そして後日、いただいた盾を住まい手さんへお届けがてら
冬の住まいの様子を確認してきました。

オープンハウスにお越しいただいた方はお分かりになると思いますが
菰野の中でも湯の山温泉に近く、冬は雪で工事が出来ないのでは…
と心配した程の地域に立つ住まいです。

 

住まいの状況をお聞きしてみると、今年は暖冬ということもありますが
12月末の今でも日射が入る昼間は暖かくて暖房を停めて無暖房で過ごしています
とのこと。

お伺いする際に連絡を取らせていただいていたやり取りの中でも
「暖かい我が家に是非お越しください」と頂いた一文で
満足していただけていそうだな〜という感触は得ていました。笑

 

ただ、予想していた通り玄関土間のスペースはリビングより少し温度が下がる。
そこだけ唯一家の中で少し寒さを感じるところかな、とのことでした。
床下エアコンの設置場所からも建物内で一番遠い場所です。


もちろんこの空間には暖房器具はありません。
(打ち合わせ時に提案した、小さいサイズの薪ストーブでもあれば最高なのですが…笑)

 

ご提案として、夕方以降寒くなり始めた時間に
勇気を出して、リビングと玄関土間の間仕切り戸
(下の写真奥の引戸)
を開けてみてください。と提案しました。

当然リビングに冷気が入り少し温度が下がると思うので
若干寒く感じたら、リビングに設置してある壁掛けエアコン(本来は冷房用で設置)を
補助として夕方から数時間、暖房で運転してみてください。
(現状、暖房は2.8Kwの床下エアコン1台のみで運転)

建物の外周をグルっと、もちろん玄関周りも断熱気密をしているので
暖かい空気がまわってしまえば、もうあまり冷えません。
トイレやお風呂、ご主人の仕事帰りなどの夜だけ温度を整えれば良いので
数時間の運転であれば電気代も1日数十円です。

これは他のお宅もそうですが、寒くなってから暖房を付けるのではなく
寒くなる前、温度が下がる前に弱〜〜く暖め始めてあげると、温度差も感じにくく
電気代も上がりにくいです。

 

とは言え、この地域の住まいで、新築ではなくリノベーションで
所謂10畳用エアコン1台36坪の建物を暖房して、
玄関以外は温度差を感じないという状況は、まずまず満足いくものかと。
新築でもほとんどの建物の非暖房室は寒いですもんね。^^;

 

暖かい住まいの住まい手あるあるで、
温度差が小さい建物に住んでいる方ほど、温度差に敏感になる
という現象が起こります。

昔寒い建物に住んでいた時は全く気にもしなかった温度差や湿度が
快適な建物に住むようになると敏感に感じられるようになるようです。

「他のお宅はもっと温度差ありますよ…?

と言ってしまっても良いのかもしれませんが…笑
より良い環境に出来るよう、引き続き微調整していきたいと思います。

 

 

今回のエコハウス大賞の受賞は、普段から共にモノづくりをしてくれている
職人さん、業者さん、棲栖舎スタッフ、そして住まい手Sさんのお陰であり
皆さんが受賞者です。

おめでとうございます&ありがとうございます!!!


NEWS 一覧へ

お問い合わせ CONTACT