KKB② と 内覧会のお知らせ
前回の続きです。
2日目は勉強会主催者である扇建築工房さんの物件見学と、天竜杉の焼杉製作実演を拝見してきました。
リンクのHPをご覧いただけるとすぐお分かりいただけると思いますが、実例が設計施工で建築をする工務店とは思えない程クオリティが高いです。
特徴的なところは
・建物の重心が低く抑えられ、屋根の綺麗な平屋が多い
・アルミサッシでは無く木製建具をふんだんに使用する
・建物だけでは無く緑(植栽)にとても力を入れている
等々…個人的にも好きなテイストで、凄く良いな。と以前から拝見していました。
早速見学させていただいたお宅の写真を
細かいディテールについての写真ばかりで、全体の雰囲気をお伝えする写真があまりありませんでした…^^;
様々なお話しをお聞かせいただいて、その後は焼杉(上の写真の外壁でも使われている黒い板です)の実演を見学に。
扇建築工房さんは、なんと焼杉を昔ながらの製法で自社で製作されています。
一般的には建材として流通している材料を購入して使用するのですが、地元の天竜杉を使用して廃校になった学校のプールを借りて製作されているとのことです。
製作風景はというと
こんな場所で
元々はこんな材料を
こんな感じで煙突効果を利用して杉を焼く(というより燃やすという方が近いですね)と
出来上がり!
ちなみに、色々な方法を模索されたそうで、ガスバーナーを購入して焼いてもみたそうです。
こんな風に。
でも仕上がりを比べてみると一目瞭然
左が昔ながらの方法で、右がバーナー焼き。
違うことは写真でもすぐ分かると思いますが、実物を見ると焼きの深さが全く違います。
この後、デッキブラシで軽く擦ってもらうと、バーナーの方はあっという間に地の杉が見えてきます。
左の方は相当擦っても焼きが深いので地の杉はほとんど見えてきません。
ということは、実際に建物の外壁に施工した際にも耐久性は全く違うものになるということです。
一般的に流通している焼杉は右のものが多いようです。
その上から着色して表面を少し落ちにくくしたり…
実際に見て、断然昔ながらの製法の方が良かったです。
扇さん曰く「色々試しに試したけど、昔の人たちが考えた方法がやっぱり一番」ということでした。
この材料は勉強会に参加した方のみが発注可能ということで、三重県ではうちとひさともさんのみ取り扱い可能ですので、気になった方はお問い合わせください。
今回、静岡の地で同じ三重県四日市のひさともさんと色々とお話し出来ました。
四日市に良い住まいが少しでも増やせられるように頑張っていきたいです。
その後、静岡といえばということでハンバーグのさわやかを食べて帰りました。
全国で熱意を持って建築に取り組む同業の方々の姿を見て学び、良いところは吸収しつつ、自分の特徴を更に伸ばして精進して参ります!!
※6/22,23,24の三日間、よっかいち矯正歯科医院様 内覧会を開催いたします。
詳細はまた更新しますが、内覧ご希望の方は予定の調整をお願いいたしますm(_ _)m